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夜の惑星、昼の惑星

2022/08/02
西洋占星術の基礎 0
金星 ハルブ
伝統占星術では、惑星に昼と夜の区分があります。

昼の惑星は、太陽、木星、土星です。え?土星が昼?と一瞬、思ってしまいますが、あまりにもコールドな惑星なので、昼の明るさが必要だと古代の占星術師たちは思ったのでしょうね。

ネイタルのチャートでは、これまた昼のチャート夜のチャートがあるのですが、ASCより太陽が上にあるチャートは昼、下にあるチャートは夜になります。↓

夜のチャート

自分のチャートなんですが、太陽がASCよりオキシデンタル(下)側にあるので夜のチャートです。晩秋の夜明け前なので、まだ暗いです。

逆に、7ハウス側に太陽がある人(夕方生まれ)は、DSCを軸にしてみます。

夜の惑星は、月、金星、火星です。ここにもホットな火星が入っていて、え?となりますよね。火星はあまりにもホット過ぎるので、その暑さを冷ます意味を込めて、静かで暗いコールドな夜の区分になったのだと考えられます。

昼の惑星は、昼に、夜の惑星は夜にあると良いとされています。

夜の惑星の金星は、太陽より48度以上離れることはありません。ということは、金星が夜空で輝くのは、時間が限られていることになります。宵の明星、明けの明星ですね。

宵の明星


一度、ドライブに行った帰り、薄暗くなっていく西の空にひときわ明るく輝いていた星がありました。家族が、あの星は何?と聞くので、金星だよ、と教えてあげたらビックリしていました(笑)。

残念ながら、私の金星は太陽のオキシデンタル側にあるのでハルブではないです。

ハルブというのは、昼のチャートで昼の惑星がASCーDSC軸より上にあることです。夜のチャートでは、夜の惑星が軸(地平線上)より上にあることになります。
古代のアラビアの占星術師たちは、このハルブとヘイズという概念をとても重要視したそうです(Kuni,Kawachiさんブログより)

ホロスコープを実際の星空に当てはめて考えると、あぁ、そういうことかと、見えてくるものがあります。

夜空に輝いていた金星は本当に美しかったです。さすが美の女神ビィーナスの星だなと思います。私の場合、ASCのルーラー(ロード)なのですが、デトリメントになっていて、なかなか金星の良さを活かせていないかな、と思います。

整理整頓の星でもあるので、こちらの方で頑張りたいです(笑)



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 エル
Admin:  エル
天秤座、夜明け前の生まれです。

18世紀頃まで、ホロスコープは四角形で描かれていたそうです。

自分のMCサビアンが『A man before a square with a manuscript scroll before him.』
(一人の男が巻物を手に四角形の前にいる)
ルディア氏はこの四角形を曼荼羅と訳しましたが、もしかしてホロスコープのことだったのかもしれません。

Kuni.Kawachiさんの元で伝統占星術を勉強中。
西洋占星術の基礎