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土星の様々な象意

2022/01/21
西洋占星術の基礎 0
エレメント 土星
おととしの冬至に木星と土星が大接近しました。実際には、一番接近したのは12月22日だったんですが、なんと0.1度というほぼ重なった状態で地上から見ることが出来ました。

土星と木星.png
(C)仙台市天文台

このコンジャンクション、目視できるのは実に800年ぶりということで当時、とても話題になりましたよね。


チャート立ててみました。

グレートコンジャンクション



私の地区からは、3分が限界ですね。それでもこの重なりはすごいですけど。木星と比べてみると、やはり土星の光は弱いですね。


惑星の中で最大の凶星と言われる土星は、光が弱くて、動きもゆっくりしているので、暗くて、遅いという象意があります。

自分は秋生まれなので、土星と同じコールド&ドライのエレメントの影響を受けています。おまけにアセンダントにコールド&ドライの水星があるので、余計にコールド(動かない)な面が強いかもしれません。

Kuni.Kawachiさんの『星の階梯Ⅰ』によると、土星の象意には『ぐずで、反応がにぶく鈍感』とあるので、ASC天秤座のホット&モイストに加え、上記のような一面も持ち合わせていると感じます。

古代の人々は、月と比べてあまりにも土星の動きが遅いので、それは土星の荷車が重いからだ、と考えたようです。土星の植物に、大根やサツマイモ、じゃがいもがあるのは、地上で一番重いのは大地だから、という象意があるからです。(同じく『星の階梯Ⅰ』より)

『重い』ということは、『重みがある』ことにつながります。重々しく語られる言葉には、深い叡智が込められている、と古代の人たちは考えました。月の軽さとは対照的です。


荷車

【追 記】
アセンダントロード(ルーラー)が土星の人もいると思います。実は、うちの息子がそうなんです。

状態のよい土星ならマレフィック、凶意の惑星に必ずしもなるわけではないのです。

『マレフィックな惑星について』

宇宙の中の存在として、マレフィック 必ずしも 悪い惑星ではありません。しかしながら、一般的にマレフィック 凶星 ということになっています。宇宙の要素として神の…

 



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 エル
Admin:  エル
天秤座、夜明け前の生まれです。

18世紀頃まで、ホロスコープは四角形で描かれていたそうです。

自分のMCサビアンが『A man before a square with a manuscript scroll before him.』
(一人の男が巻物を手に四角形の前にいる)
ルディア氏はこの四角形を曼荼羅と訳しましたが、もしかしてホロスコープのことだったのかもしれません。

Kuni.Kawachiさんの元で伝統占星術を勉強中。
西洋占星術の基礎