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西洋占星術の元となった『カルデア人の知恵』

2021/12/04
西洋占星術の歴史 0
カルデア人は、紀元前10世紀ころメソポタミア地方に移り住んだセム系の遊牧民族です。旧約聖書に出てくるアブラハムは、このカルデアの出身なのだそうです。シチリア島出身の歴史学者ディオドロスは、カルディア人は最古のバビロニア人だと記しました。古代の人々にとってカルデア人といえば、天文学・占星術を扱うプロフェッショナル集団(民族)であり、「カルデア人の知恵」というのは、この天文学・占星術のことを指します。

ディオドロス
(歴史学者ディオドロス)

紀元前500年くらい前のカルデア人が、惑星を、土星、木星、火星、太陽、金星、水星、月の順番に並べました。当時は、もちろん望遠鏡というものはなかったので、実際観察した星の動きの速さの順に並んでいます。これがカレンダーの起源となったカルディアン・オーダーです。

BC8世紀頃から、月や惑星、冬至や夏至、シリウスや流星等の詳細な観察記録が残っており、当時のカルデア人たちは、この緻密な天体観測から得た情報で、予言等を行っていたようです。

同じくBC500年頃に、はじめて『月や惑星の計算結果を表す為に黄道12宮を使用した表記が現れ』ます。(『メソポタミアの天文の歴史と日食/月食の記録』より)

12サインの登場ですね。

一方、(日本では新バビロニア王国と言う名前で知られている)カルディア王国では、紀元前5世紀ごろに、12のサインというものが考え出されました 。黄道帯を通る太陽の通り道に、春分、夏至、秋分、冬至点を印し付けることによって、様々な天文の観測が容易になります。それを更に12等分することによって、太陽の動きと季節が天文観測上の正確な物指しとなりました。

(Kuni.Kawachiさんのサイトより↓)

古典的な占星術

西洋占星術の基礎はホラリー占星術です。ネイタルは、とても難しい占星術です。古典的な占星術は、伝統的な占星術と呼ばれることもあります。歴史からの検証ではホラリー占星術に頼らないと、惑星の動きが把握できません。つまり、ホラリーが先に来るわけです。

 

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 エル
Admin:  エル
天秤座、夜明け前の生まれです。

18世紀頃まで、ホロスコープは四角形で描かれていたそうです。

自分のMCサビアンが『A man before a square with a manuscript scroll before him.』
(一人の男が巻物を手に四角形の前にいる)
ルディア氏はこの四角形を曼荼羅と訳しましたが、もしかしてホロスコープのことだったのかもしれません。

Kuni.Kawachiさんの元で伝統占星術を勉強中。
西洋占星術の歴史