Plan of the soul 魂のブループリント

対人関係で傷つくのは、どうしてなのか。

2021/03/31
心のしくみ 0
クリシュナムルティ 人間関係
意地悪する同僚との関係、そこには傷つけられる自分がいます。

日頃、普通に接しているにもかかわらず、意地悪される。どれだけ親切にしても、丁寧に接していても、意地悪はおこるので、私はすごく傷つくわけです。

K(クリシュナムルティ):あなたは、自分が傷つけられたことがあると思いますか。あるいはそう感じますか。

S:ええ。

K:そしてそれを避けたいと思いますか。抵抗し、引きこもり、孤立する━傷つけられたあなた自身のイメージが全面に広がり、そしてそれから引き込もる━あなたが傷つけられるとき、それを感じてますか。

S:ええ、感じます。━それをどう表現したらいいのか…

クリシュナムルティ『生の全体性』より

抵抗し、引きこもり、孤立する。まさにそうですね(汗)。

K:…あなたはあなた自身についてのイメージをもっておられる。そこへ私がやってきて、そのイメージにピンを突き刺すのです。



普通の関係が続いているので、この人との関係は良好だと思っていたところに、『意地悪』という行為でピンを突き刺すわけですね。わかりやすい例えですね。

B:人々は、イメージが自分を満足させてくれるよう望むのだと思います。

K:快楽のみを。

B:快楽だけを望むのです。しかし、まさに快楽を可能にするそのメカニズムそれ自体が、苦痛を可能にするのです。なぜなら、もし私が「自分はすばらしいと思う」といえば快楽が生じ、そしてこれが現実だと感じられ、それによって自分の素晴らしさが現実とされるのですが、しかしもし誰かがやってきて、「あなたは別にすばらしくなんかない、愚鈍だ」といえば、それもまた現実であり、そしてそれゆえ非常に深刻になるのです。

K:イメージは、快と苦の両方をもたらすのです。



さすがに、自分を素晴らしいとは思わないのですが(笑)、(彼女との)関係がうまくいってる、良好だ。と思っているところに、彼女は「それは違うよ!」とばかりにピンを突き刺してくる。

その度に、じぶんは傷ついているわけです。

K:…さて、ほとんどの人、事実上あらゆる人が、自分自身についてのイメージをもっています。傷つくのはそのイメージなのです。そしてそのイメージが『あなた』であり、そのあなたが『傷ついた』と言うのです。



傷つくのがイメージだとしたら、『もしそのイメージがなかったら、人はそもそも傷つくのだろうか』と対談は進んでいきます。

クリシュナムルティも、性急に言語化せずに見つめてごらんなさい。と言ってるので、そうしたいと思います。

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 エル
Admin:  エル
天秤座、夜明け前の生まれです。

18世紀頃まで、ホロスコープは四角形で描かれていたそうです。

自分のMCサビアンが『A man before a square with a manuscript scroll before him.』
(一人の男が巻物を手に四角形の前にいる)
ルディア氏はこの四角形を曼荼羅と訳しましたが、もしかしてホロスコープのことだったのかもしれません。

Kuni.Kawachiさんの元で伝統占星術を勉強中。
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