晩年の人生、土星が希望になる
『K's Fortune Labo』さんのサイトよりところで、「人生の着地点」あるいは「晩年の太陽」として土星を読む場合、少し特殊ですが現代占星術の『サビアンシンボル』の利用をお薦めします。
他の惑星よりさらに土星には詳細な解釈が求められるからです。
土星は同じサインに二年半留まるため、サインで解釈すると当然ながら同級生前後は皆同じ解釈となるわけです。
またハウスは古典的な吉凶運を読むには向きますが、個人の人生という壮大なテーマを解読するには向きません。
そのため度数ごとで解釈可能なサビアンシンボルが最も適切となります。
水瓶座 17度 『番犬が自分の主人とその持ち物を守り、見張っている』
水瓶座の16度から20度までは、『「組織」 壮大な世界地図のなかに生きる』という区分になります。
水瓶座の副支配星は、土星。天王星が発見されるまで、土星が水瓶座の支配星でした。土星が支配星の星座は他に山羊座があります。山羊座と水瓶座、正反対のような気がしますが、石井ゆかりさんの記事によると、根っこが同じ部分があるそうです。
水瓶座は自由と理想を掲げる星座です。
そこでは、人は友情で結ばれあいながら、互いの自由を侵すことがありません。個人が集団の犠牲となることなど、あってはならないのです。
また、継承される知恵を「そのまま」では受け継ぎません。常に何か新しい改良の方法がないか、模索しています。
古いものを守るだけでは、本当に「守る」ことはできない、と水瓶座の人々は考えるのです。
ただ、面白いことに、水瓶座の世界は「完全な個人主義の世界」というのとは、ちょっと違います。むしろ、人間が集団で生きていく、ということは、水瓶座でも大前提なのです。
集団になると、個人が犠牲になる(こともある)。その悪い部分を、水瓶座は否定するんですね。
『土星ー山羊座と水瓶座の星』石井ゆかりさんnoteより水瓶座の世界では、そうした、人間の「集団」の悪癖を客観視しようとします。どんな人間も尊重されるべき「個」であり、そこを抑圧することはできないのです。犠牲を出してはならないのです。これが、水瓶座-獅子座の共有する価値観です。
山羊座と水瓶座のルーラーが同じ土星で、不思議に思っていました。自分の中で完全に飲み込めたわけではないですが、なんとなくわかったような気がします。
土星の年齢域に達してしまったわけですが(早いですね、月日のたつのは)、晩年の人生が、『集団』や『組織』に関係するサビアンだということに、驚いてしまいます。
天秤座のASC、太陽を持つ私にとって、人との間に生きることは、宿命なのでしょうか。
『ガードをしている番犬』すたくろさんサイトより守るために必要なのは
「高潔さ」です。
自分にプライドを持って
自分を大事にする視点が必要です。
自分の権利や立場を侵害されたら
誰だって不快になりますけど
だからこそ、侵害されないように
賢い水瓶座は
最初に境界線を張っておくのです。
それでも
権利や立場を侵害されそうになったら、
臆することなく戦う姿勢を見せる。
そんな勇気と力強さを持っている度数なのです。
サビアンで、いつも参考にさせていただいてるスタクロさんの記事。
金星ー海王星のコンジャクションを持つ自分にとって、水瓶座の土星は、希望であり、未来の目標なのかもしれません。
人との関係にさんざん悩まされてきた自分にとって、今世でのカルマを表す山羊座、未来をあらわす水瓶座の土星は、『こう生きればいいんだよ』という、天(占星術)からのアドバイスだと思います。
前世の自分は、蟹座の世界観(身内だけの世界で、のんびりしていたのかも)にどっぷり浸かっていたようですが、人がいる世界は、相当ハードで、
なので、大切なのは『自分にプライドを持って自分を大事にする視点』が必要になってくる。なるほどですね(*^-^*)
【追 記】
菅波さんのブログに、ハウスごとの意味がのっていました。自分の土星は、4ハウスの終わり、5ハウスカスプ前にあるので、両方を見ることにします。
『4ハウスなら「家庭生活・心理的安心感」をマスターすること、10ハウスなら「外の世界で社会的責任を果たすこと・キャリアを充実させること」が達成目標です。
5ハウスなら「自分の人生の手綱を握ること・ハートの喜びに従って自分の生きたいような人生を創造すること・自己表現をすること」が課題。
』よりあなたの「土星」はあなたが担うべき「社会的責任・社会的権威」を教えてくれる