多重YOD持ちの夢
金星の年齢域に出会ったインド生まれの哲人クリシュナムルティ。
当時は、あまりにも革新的な内容に衝撃を受け、
無我夢中で、彼の著作を読みふけったものです。
このような真理を見出すためには、人は途方もないエネルギーをもたなければならない。ほとんどの場合、このエネルギーは<あるがまま>と<あるべきもの>のあいだの葛藤に浪費される。
…そこで、<あるがまま>を変更したりしようとする動機、それを自分や他者が確立した特定の様式に合わせようとする動機をいっさいもたずにーその結果何がおころうともー<あるがまま>を見つめる、観察することができるだろうか?
1つ目のYodは、乙女座冥王星(天王星)と蠍座金星(海王星)、木星を頂点としています。

Yod(ヨッド)持ちは、確かに大変。サインの特徴がバラバラ(汗)
ヨッドは「神の指(the Finger of God)」という別名を持ち、「大いなる天命・使命」を持つ者の出生図に現れるとされます。ヨッドがもたらす深刻な緊張から逃れられず、これを何とか解こうともがいているうちに、自分に内包された不調和を一段階高い次元で解いてしまえるような「シフト」が起き、全体のためにユニークな働きができるものと思われるのです。 インコンジャンクト(150度)は、それ自体が調和しにくい2つのサイ...
ASCのルーラー金星は、問題をかかえながらも、この精神的な木星のために
生きるしかないのかもしれないですね。
そして、この精神的な牡羊座木星は、水瓶座土星と共に、
内省的な乙女座冥王星にインコンジャクト(150度)しています。
(オーブをゆるくとれば、天王星もですね)
蠍座の金星、海王星も交えたら、
アルプス型の台形YODになります。

『リマーナすずさんブログ』より波木星龍氏の「占星学秘密教本」には
<アルプス形>として紹介されています。
台形と三角形の底辺をかねる二つの天体が大きな役割を果たし、
夢やロマンを現実化しようと努力する、と説明されています。
私はこの配置に、スケールの大きさ、
当たり前の日常をはるかに超え、
遠くから何かを持ち帰ってくるような
イメージを持ちます。
底辺は、木星と冥王星ですね。
哲学の星と、始まりと終わりを司る冥王星。
クリシュナムルティが60年もかけて語った『生の全体性』は、
人類始まって以来、いったいどれだけの人(魂)が、この境地を得たいがゆえに、
修行してきたことか。。。
まさに、夢とロマンですね✨
壮絶すぎる歴史だけれど。
いかなる様式も、目的も、未来への観念もない生、つまり葛藤なき生を生きることは可能だろうか?
それが可能なのは、人が
完全に<あるがまま>とともに生きるときだけである。
それを変えようとしてはいけない
それを超えようとしてはいけない、
それを制御しようとしてはいけない
それから逃げようとしてはいけない。
ただそれとともに生きることだ。
あなたが妬み深かったり、貪欲でやきもちやきだったり、性や恐怖などさまざまな問題をかかえていても、何であれ、それから逃げようとする思考の運動なしに、それとともに生きることである。
J、クリシュナムルティ『生の全体性』より
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