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月のノード(ドラゴンヘッド、テイル)は、プラス1をしない

2020/12/21
西洋占星術 0
サビアンシンボル ドラゴンヘッド カルマ
ホロスコープの360度、牡羊座1度から始まって、魚座の30度まであるわけですが、その度数の1度、1度に意味をつけたのが、サビアンシンボルです。

1 サビアンシンボルとは
2 月のノードはプラス1をしない

1 サビアンシンボルとは

 
サビアンシンボルが誕生したのはアメリカ合衆国です。

1925年にカリフォルニア州サンディエゴのバルボア公園にて、有名なアメリカの占星術家で精神主義者でもあるマーク・エドモンド・ジョーンズと透視能力に恵まれたエルシー・ホイーラーとにより生み出されました。

『リンダ・ヒルのサイト』より(翻訳済み)

360枚のカードを、その都度シャッフルしてエルシーに手渡ししたようですね。彼女がどこからこの概念を得たかというと、古代メソポタミアのサビアンアルケミスト達からだそうです。

サビアンの人々は、占星術が発生したといわれるメソポタミアのユーフラテス側の土手にある町、ハレンに住んでいた古代のアルケミストの民族でした。



ハレンは、古代カルデア人の哲学が温存されていた街だったようです。

初期のバビロニアでは、月のカルトが国民的な宗教でした。カルデア人という名前は、月の崇拝者という意味です。その宗教がゆっくりと他の地で一掃される間にサビアンの人々はそれを維持しカルデアン占星術という伝統を発達させました。



その人達とつながることによって、この壮大なシンボルが蘇ったんですね。

2 月のノードはプラス1をしない

 
確かに当たってるかも、と思わせる天体のサビアンシンボル。

ただ、自分の中では、月のノードのドラゴンテイルだけが、腑に落ちないというか、『今世では無理だよね(汗)』というサビアンでした。

サビアンシンボルは、天体の度数にプラス1したもので見ます。

水星ー土星

これは、自分のネイタルホロスコープなのですが、太陽は、29.68度です。これは30度としてみます。

同じくASC(アセンダント)も、14.11度。なので、サビアンで見るときは15度です。

ところが、サビアンシンボルで有名なスタクロさんのサイトで、こんな記事を発見しました。

*プラス1度せずにそのままの数字で読む

サビアンシンボルで読む場合、

他の惑星はプラス1度足した度数を読むわけですが

ドラゴンヘッド、テイルはそのままの度数で読みます。



理由は、このドラゴンポイントは、他の天体と違って逆向きに移動しているから、だそうです。(そのため計算方法には、ツゥルーと平均値をとるミーンの両方あるみたいですね)

私のドラゴンヘッドは、蟹座14.14度。ですので、そのまま14度になります。

MCとヘッド(小)


ドラゴンヘッドとテイルの解釈は、ヘッド・スピラーさんの占星術とは真逆になります。その理由は、『K's Fortune Labo』さんの記事に詳しくのっています(この考察は、本当にすごいです!)

なので、ドラゴンテイルは今世のカルマの課題とみなします。

ドラゴンテイル 山羊座14度 『長い間忘れられていた文化の目撃者として現存する、みかげ石に彫られた、古代のレリーフ』

この度数の持ち主は、こうした表の歴史の裏に隠れた真実を知ることに、多大な労力を払う。


ひゃー、こんなことが出来るんでしょうか(笑)。

たとえば銅鐸を見て、学者は現代人の知的水準でそれを推理する。だが、銅鐸の意味を知るには、それをつくり出した古代の人の魂に同化して考えなくては、まったくなにも理解できない。この度数の持ち主は、ものごとを内側から共感的に理解できる優れた才能があるのだ。


松村さんの解釈です。

古代人の魂に同化する。これは、かなりのエンパシー力が必要となりそう(>_<)


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 エル
Admin:  エル
天秤座、夜明け前の生まれです。

18世紀頃まで、ホロスコープは四角形で描かれていたそうです。

自分のMCサビアンが『A man before a square with a manuscript scroll before him.』
(一人の男が巻物を手に四角形の前にいる)
ルディア氏はこの四角形を曼荼羅と訳しましたが、もしかしてホロスコープのことだったのかもしれません。

Kuni.Kawachiさんの元で伝統占星術を勉強中。
西洋占星術