Plan of the soul 魂のブループリント

ルーティン(日々の業務)は悟りへの道!?(禅僧の説話より)

2020/12/11
非二元(悟り) 0
クリシュナムルティ
先日、クリシュナムルティの甥っ子さんの本を手に入れました。

興味深い逸話がいくつもあったのですが、その中で、特に印象深いお話を、ご紹介したいと思います。

クリシュナジーが生前、よく話してくれた説話があったそうです。その中の一つだそうです。

禅の修行道場に一人の禅徒がいた。

彼は、一刻も早く悟りの境地に達しようと、何時間も床に足を組んで座禅をし続けた。

ところが、蒔割りや調理といった日々の務めは、時間の無駄とばかりに一切しなかったそうだ。

ある日、師は二つの瓦を手に、その禅僧の前に座り、大きな音をたてて瓦のかけらをこすり合わせたそうだ。

さすがに僧は座禅を組むのをやめ、「何をしておられるのですか」と、師に尋ねた。

「この瓦石をすり合わせ、鏡にしようと思うのだ。」

それを聞いた僧は、「師よ、瓦石をどんなにこすり合わせても、鏡にはなりませんよ」と、笑いながら答えた。

師は、「お前が日々の務めも果たさず、足を組みひたすら座り続けて、涅槃に到達できるなら、私だって、瓦石を擦り合わせて鏡にすることが出来るはずだ」と、にべもなく答えた。

僧は静かに立ち上がり、師に一礼し、本来の日々の業務に戻っていった。


いいお話ですね(*^-^*)


私のASCは、天秤座の15度。サビアンシンボルは、『環状の道』です。

このサビアンシンボルの意味は、『ルーチンな規則的な生活のなかで、はじめて超越的な優れた問題を扱うことができる。』

まさに、自分にピッタリの説話だと思いました。

仏教は、実は全然知らないんですが、ブッダがたどり着いた境地が、どんなものだったのか、もしかして、彼(クリシュナジー)を通して、知ることが出来るのかもしれない、と思ったりします。

カテゴリーを、何にしたらいいのか悩みます。あれこれ、彼の本を読んだりして、調べてみましたが、
結局は、彼の処女作『Freedom from the known』から、取りました。

既知(きち)からの自由。。。

若い頃の情熱は、今の私にはないかもしれない。でも、進みつづけるしかないですね。


<参考図書>

 
(Amazon)
関連記事

Comments 0

There are no comments yet.
 エル
Admin:  エル
天秤座、夜明け前の生まれです。

18世紀頃まで、ホロスコープは四角形で描かれていたそうです。

自分のMCサビアンが『A man before a square with a manuscript scroll before him.』
(一人の男が巻物を手に四角形の前にいる)
ルディア氏はこの四角形を曼荼羅と訳しましたが、もしかしてホロスコープのことだったのかもしれません。

Kuni.Kawachiさんの元で伝統占星術を勉強中。
非二元(悟り)